インバース債とは?
いんばーすさい
インバース債とは、参照する指標(金利・指数など)と逆方向に価値が動くよう設計された債券または金融商品で、ヘッジや逆張り投資に使われます。
インバース債(inverse bond、インバース型債券)は、対象となる金利指標・債券指数・株価指数などの動きと逆の方向にリターンが生じるよう設計された金融商品の総称です。「インバース」とは「逆の」「反転した」という意味で、参照指標が上昇すればインバース商品の価値は下落し、参照指標が下落すれば価値が上昇します。
広義のインバース型商品には以下のようなものが含まれます。
- インバース型ETF:日経平均やTOPIXの逆方向の日次リターンを目指す上場投資信託
- ベア型投資信託:株価指数が下落するときに利益が出るよう設計されたファンド
- インバース変動利付債:市場金利が上昇すると受取利息が低下するよう設計された債券
インバース債の活用場面は主に二つです。一つ目はヘッジで、保有する債券ポートフォリオや株式の価格下落リスクを打ち消すための手段として組み入れます。二つ目は投機・逆張りで、市場の下落を予測した場合に短期的な利益を狙う目的で利用されます。
ただし、インバース型商品はデリバティブを組み合わせた複雑な構造を持つことが多く、長期保有すると「複利効果のずれ(ベータスリッページ)」が生じて期待通りのパフォーマンスが得られないリスクがあります。また、市場が予測と逆に動いた場合の損失も大きくなる点に注意が必要です。
使い方・例文
「株式市場が下落しそうだ」と判断した投資家がインバース型ETFを購入し、指数が下がるほど利益を得るのがインバース商品の典型的な使われ方です。金融経済ニュースで「ベア型・インバース型への資金流入」という表現で登場します。
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