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インド・ヨーロッパ語族の祖語とは?

いんどよーろっぱごぞくのそご

インドヨーロッパ語族の祖語とは、ヨーロッパからインドにかけて広がる多くの言語の共通の起源となった、文字記録のない仮説的な古代言語です。

インドヨーロッパ語族の祖語(そご)は、「原インド・ヨーロッパ語」(Proto-Indo-European、PIEとも略される)とも呼ばれ、現在のヨーロッパ・南アジア・西アジアにまたがる広大な地域で話される多くの言語の共通の先祖と考えられる言語です。文字による記録は残っておらず、比較言語学の手法によって再構築されています。

インド・ヨーロッパ語族に属する言語には、英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・ロシア語・ヒンディー語・ペルシア語・ギリシア語・ラテン語など、世界で最も広く話される言語の多くが含まれます。これらの言語が「ファミリー」として関係していることは、単語・文法・音韻の類似性から18世紀末に系統的に認識されるようになりました。

祖語の再構築は以下の方法で行われます。

  • 比較方法(比較言語学):複数の関連言語に共通する単語・語根を比較し、もとの形を推定する
  • 内部再構成:1つの言語内の変化パターンから古い形を推定する

祖語が話されていた時期は、現在から数千年前(おおよそ紀元前3500〜2500年ごろとされることが多い)と推定されています。話されていた地域についてはポントス・カスピ海ステップ(現在のウクライナ南部〜ロシア南部)が有力な候補とされていますが、学術的な議論は続いています。再構築された語彙から、当時の社会が農耕・牧畜・家族制度を持っていたことが推測されています。

使い方・例文

「英語の『father』とサンスクリット語の『pitar』が似ているのは、両言語がインド・ヨーロッパ語族の祖語という共通の起源を持つためと考えられている。」のように、言語学・語源の話題で登場します。

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