インゴ・マウラーとは?
いんごまうらー
インゴ・マウラーとは、ドイツの照明デザイナーで、詩的かつ実験的な照明作品によって「光の魔術師」と称された現代デザインの巨匠です。
インゴ・マウラー(Ingo Maurer、1932〜2019年)は、ドイツ・ライヒェナウ島生まれのグラフィックデザイナー・照明デザイナーです。ミュンヘンを拠点に、1966年に自身のデザイン会社「Design M(後のIngo Maurer GmbH)」を設立し、50年以上にわたって照明の世界を変え続けました。
マウラーのデザインは、単なる機能的な光源にとどまらず、詩や哲学、ユーモアを備えた芸術作品として高く評価されています。電球そのものを素材として用いた作品や、紙・羽・金属などを組み合わせた彫刻的な照明が多く、「光の魔術師(Poet of Light)」という称号がよく使われます。
代表作には以下があります。
- 「Bulb」(1966年):電球を巨大な電球の中に入れた初期の代表作で、量産品への批評的な視点を示した
- 「Porca Miseria!」(1994年):陶器の破片を爆発状に配置した照明作品
- 「YaYaHo」:低電圧ワイヤーシステムを用いた天井照明
マウラーはLEDなど新技術への積極的な適応でも知られ、最晩年まで革新的な作品を発表し続けました。その照明はMoMAをはじめ世界の主要な美術館のコレクションに収蔵されており、デザインと芸術の境界を自在に行き来した20〜21世紀を代表する照明デザイナーです。
使い方・例文
インテリアデザインや現代アートの文脈で「照明を芸術の域まで高めたデザイナー」として紹介される場面で登場します。
この用語をシェア
最終更新: