イスファハン絨毯とは?
いすふぁはんじゅうたん
イスファハン絨毯とは、イランの古都イスファハンで作られる、均整のとれた花文様と卓越した職人技で世界的に名高いペルシャ絨毯の最高峰産地品です。
イスファハン絨毯(Isfahan rug)は、イラン中部の都市イスファハン(エスファハーン)で生産されるペルシャ絨毯です。イスファハンは16〜17世紀のサファヴィー朝時代にペルシャ帝国の首都として栄え、「世界の半分」と讃えられた文化都市です。その芸術的伝統を受け継ぐ絨毯産業は現在も高い水準を保っており、ペルシャ絨毯の中でも特に高い評価を受ける産地の一つです。
イスファハン絨毯の品質的・意匠的特徴は以下の通りです。
- 中央のメダリオン(花形勲章型の文様)と四隅のコーナーピースが左右対称に配置された「メダリオンデザイン」が代表的
- 牡丹・チューリップ・アラベスク(唐草)などを精緻に組み合わせた花文様
- コルク(上質ウール)または絹を使用し、滑らかな光沢と柔らかな手触り
- 高い結び密度(1平方センチに数十ノット)による鮮明な輪郭表現
使われる素材は「コルクウール(子羊の首周りから取れる柔らかい羊毛)」が多く、染色にも天然染料と化学染料を使い分けながら品質管理がなされています。経糸にコットンを使うことで形状安定性が高まり、長期使用後も歪みにくい点も評価されています。
アンティークのイスファハン絨毯は国際オークションでも高値を付けることがあり、現代の工房品も正規輸入品として日本市場でも流通しています。投資目的にも適した工芸品として、絨毯愛好家に広く認知されています。
使い方・例文
イスファハン絨毯はその均整美から、床に敷くほか額装して壁掛けとして飾られることもあります。
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