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イシクラゲとは?

いしくらげ

イシクラゲとは、雨後に地面でゼラチン状に膨らむ陸生の藍藻(シアノバクテリア)の一種で、乾燥すると黒く縮んで石のように見える生物です。

イシクラゲ(学名:Nostoc commune)は、藍藻シアノバクテリア)の仲間に属する光合成を行う原核生物です。見た目は藻類や植物のように見えますが、細菌の仲間であり、真の意味での植物ではありません。日本各地の庭や公園、農地、道路脇など様々な場所に生息しています。

イシクラゲの最大の特徴は、乾燥と吸水による劇的な形態変化です。乾燥時には黒く硬く縮んで石のような外観になりますが(これが「石クラゲ」の名の由来)、雨が降ると急速に吸水してゼラチン状・寒天状に膨らみ、青緑色や黒緑色の半透明な塊となります。この耐乾性は非常に高く、長期間の乾燥後でも水を与えると復活します。

生態学的には、窒素固定能力を持つ点が重要です。大気中の窒素を取り込んでアンモニアに変換する「ヘテロシスト」と呼ばれる特殊な細胞を持ち、痩せた土地でも生育できるとともに土壌の窒素を豊かにする働きをします。

一方で、芝生や農地では雑草的な扱いを受けることもあります。農薬や熱湯での除去が試みられますが、耐性が高く完全な駆除は困難です。東アジアの一部では食用(クラゲのように利用)にされることもあります。

使い方・例文

「雨上がりの庭にイシクラゲが広がっていた」のように、庭園管理や自然観察の場面で話題になることが多い生物です。

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