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イケスとは?

いけす

イケスとは、漁業において生きた魚介類を一時的に保管・蓄養するための水槽や囲い施設のことです。

イケス(生け簀)とは、海水や淡水の中に作られた囲いや水槽のことで、生きた魚介類を保管・輸送・蓄養するために用いられる漁業設備です。「生け」は「生かしておく」こと、「簀(す)」は竹や木で編んだ格子状の仕切りを意味します。

イケスにはいくつかの種類があります。

  • 海上イケス:海面に浮かべた網や枠の中で魚を蓄養する施設。マグロ養殖魚の畜養に利用されます。
  • 陸上イケス水産市場や料理店・水族館などに設置された水槽型の施設。
  • 船内イケス:漁船の船底に設けた区画に海水を循環させ、漁獲物を活かしたまま港に運ぶための設備。

イケスの最大の目的は、魚介類を生きたままの状態で出荷・販売することです。鮮度保持にとどまらず、餌を与えて肥育する「畜養」の役割も担います。近年では陸上養殖の普及とともに、閉鎖循環式の高度なイケスシステムも開発されています。

水温・酸素濃度・密度管理が魚の生存率と品質に直結するため、適切な設備管理と水質モニタリングが欠かせません。

使い方・例文

漁港の水産市場では、活魚を陸上イケスで保管し、注文に応じてすぐに出荷できる体制を整えています。料理店でも、入口付近のイケスに伊勢海老や魚を泳がせ、新鮮さをアピールする光景が見られます。

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