溶存酸素とは?
ようぞんさんそ
溶存酸素とは、水中に溶け込んでいる酸素の量のことで、水質や水生生物の生息環境を示す重要な指標です。
溶存酸素(ようぞんさんそ、DO:Dissolved Oxygen)とは、河川・湖沼・海洋などの水中に溶けている酸素の濃度を指します。単位はmg/L(リットルあたりのミリグラム)やppmで表されることが多く、水環境の健全性を測る最も基本的な水質指標の一つです。
水中の溶存酸素は主に以下のふたつの方法で供給されます。
- 大気中の酸素の溶け込み:水面から大気中の酸素が自然に溶解する。水が流れていたり、波があるほど溶解しやすい
- 光合成:水草や藻類・植物プランクトンが光合成によって酸素を水中に放出する
溶存酸素量は水温が低いほど高くなる性質があります(低温のほうが気体が溶けやすいため)。また、有機物の分解や生物の呼吸によって消費されるため、汚染が進んだ水域ではDOが著しく低下します。
魚や水生昆虫などはえら呼吸や皮膚呼吸で水中の酸素を利用しており、DO値が低下すると生物が生息できなくなります。一般的に清浄な河川のDOは7〜12mg/L程度とされ、5mg/L以下になると多くの魚類が影響を受け始めます。
溶存酸素は河川の水質調査・水産業・水処理施設の管理などで広く測定・監視されており、環境保全の観点からも重要な指標です。
使い方・例文
河川の水質調査で「DO値が低い」という結果が出た場合、有機物による水の汚染が進んでいる可能性があり、魚が住めない環境になっていることを示します。
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