アール・ヌーヴォーとは?
あーるぬーぼー
アール・ヌーヴォーとは、19世紀末から20世紀初頭にヨーロッパで流行した、植物や自然をモチーフにした装飾芸術様式です。
アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)は、フランス語で「新しい芸術」を意味し、19世紀末から20世紀初頭(おおむね1890年代〜1910年代)にかけてヨーロッパを中心に広まった装飾芸術・デザインの様式です。植物の蔓・花・昆虫・波などの有機的な曲線をモチーフにした流れるような装飾が最大の特徴です。
この様式の主な特徴を挙げると次のようになります。
- S字曲線や非対称の流れるような線
- 植物・花・昆虫・女性の髪など自然をモチーフにした装飾
- 建築・家具・ガラス・陶磁器・ポスターなど幅広い分野への応用
- 日本の浮世絵(ジャポニスム)からの影響
- 美術と工芸の境界を超えた「総合芸術」を目指す思想
代表的な作家としては、グラフィックデザインのアルフォンス・ミュシャ、ガラス工芸のエミール・ガレ、建築のヴィクトル・オルタ、スペインのアントニ・ガウディなどが挙げられます。パリ・ブリュッセル・ウィーン・バルセロナなど各都市で独自の展開を見せました。第一次世界大戦後はアール・デコに取って代わられましたが、その優美なデザインは現在も建築やポスターなどに遺産として残っています。
使い方・例文
パリの地下鉄(メトロ)の入り口に設置された、蔓草を模した鋳鉄製の装飾デザインがアール・ヌーヴォーの代表的な例としてよく紹介されます。
この用語をシェア
最終更新: