アーサー・ケイリーとは?
あーさーけいりー
アーサー・ケイリーは、19世紀イギリスの数学者で、行列の概念を体系化し、群論・不変式論など現代数学の多分野に多大な貢献を果たした人物です。
アーサー・ケイリー(Arthur Cayley、1821年〜1895年)は、19世紀イギリスを代表する数学者の一人で、純粋数学の多くの分野において先駆的な業績を残しました。ケンブリッジ大学を首席で卒業後、弁護士として働きながらも数学の研究を続け、後にケンブリッジ大学サドレリアン教授に就任しました。
ケイリーの最も重要な業績の一つは、「行列(matrix)の理論」の体系化です。行列の乗法・逆行列・行列式などを厳密に定義し、線形代数学の発展に大きく貢献しました。また「ケイリー・ハミルトンの定理」(行列はその固有多項式を満たす)はこの時代に証明されており、現在も線形代数の教科書に登場します。
主な業績には以下のものがあります。
- 行列理論の体系化(線形代数の礎)
- 不変式論の構築(J・J・シルベスターとの共同研究)
- 群論への貢献(ケイリーの定理:すべての群は対称群の部分群と同型)
- グラフ理論における木(ツリー)の研究
- n次元幾何学・楕円関数論への寄与
ケイリーは生涯に約900本の論文を著し、その多産さと幅広さで数学史に名を刻んでいます。現代の線形代数・代数学・幾何学にわたって彼の名を冠した概念や定理が数多く残されています。
使い方・例文
大学の線形代数で「ケイリー・ハミルトンの定理」として、また群論では「ケイリーの定理」として必ず登場します。行列の歴史を調べる際にも中心的な人物として紹介されます。
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