アンワル・サダトとは?
あんわるさだと
アンワル・サダトとは、エジプトの第3代大統領で、イスラエルとの歴史的な平和条約を締結しノーベル平和賞を受賞した指導者です。
ムハンマド・アンワル・アッ=サダト(1918〜1981年)は、エジプトの軍人・政治家で、1970年から1981年まで同国第3代大統領を務めました。ナセル大統領の後を継いで政権に就き、アラブ世界とイスラエルの長年の対立に終止符を打つ歴史的な外交決断を下した人物として国際的に知られています。
サダトが世界史に名を刻んだ最大の出来事は、1977年のイスラエル訪問とエルサレムでの演説です。アラブ諸国の指導者として初めてイスラエルの地を踏み、和平交渉の扉を開きました。この大胆な外交がキャンプ・デービッド合意(1978年)と、エジプト=イスラエル平和条約(1979年)へとつながりました。
主な業績・特徴は以下の通りです。
- 1973年の第四次中東戦争(ラマダン戦争)でイスラエルへの奇襲攻撃を指揮し、シナイ半島の奪回を目指した
- イスラエルとの和平により、占領されていたシナイ半島の返還を実現した
- イスラエルのベギン首相とともにノーベル平和賞を受賞した(1978年)
- 1981年、イスラム過激派の軍人による暗殺で命を落とした
サダトの和平外交はアラブ世界では「裏切り」と批判される一方、中東和平の先例として高く評価されており、その功罪は今も歴史的議論の対象となっています。
使い方・例文
中東和平の歴史やノーベル平和賞の受賞者を学ぶ場面で登場し、「勇気ある外交決断」の代表例として紹介されます。
この用語をシェア
最終更新: