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アンリ・ファンタン=ラトゥールとは?

あんりふぁんたん=らとぅーる

アンリファンタン=ラトゥールは、19世紀フランスの画家で、花の静物画と印象派の画家仲間を描いた集団肖像画で知られる人物です。

アンリファンタン=ラトゥール(Henri Fantin-Latour、1836年〜1904年)は、フランスグルノーブル生まれの画家です。パリエコール・デ・ボザール(国立美術学校)で学び、ルーヴル美術館で古典巨匠の模写を重ねることで技術を磨きました。

ファンタン=ラトゥールは印象派の友人たちと交流しながらも、自らはその表現様式には距離を置き、伝統的で写実的な描法を守り続けました。彼の作品は大きく次の2系統に分かれます。

  • 花の静物画:バラ・スイレン・菊などを主題とした精緻な静物画。イギリスのコレクターにも人気を博し、生涯にわたって多数制作しました。
  • 集団肖像画:マネ、モネ、ルノワールら印象派の画家やボードレールなど、同時代の芸術家・文人を描いた作品群。「バティニョールのアトリエ」などは19世紀フランス芸術史の貴重な記録です。

また、ベルリオーズ・ワーグナー・ベルリーニらの音楽に触発された幻想的な寓意画(ファンタジア)も手がけており、音楽と絵画の交差する領域に独自の仕事を残しました。

ロンドンのナショナル・ギャラリーやパリのオルセー美術館などに代表作が収蔵されており、印象派と古典主義の橋渡し的存在として評価されています。

使い方・例文

印象派の歴史を学ぶ文脈で、マネやモネと並んで言及されます。また「バラの画家」としても知られ、植物や花を描いた静物画の名手として美術愛好家の間で親しまれています。

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