アルベルト・フォン・ハラーとは?
あるべるとふぉんはらー
アルベルト・フォン・ハラーとは、18世紀スイスの博物学者・医学者で、生理学と植物学の発展に大きく貢献した「近代生理学の父」です。
アルベルト・フォン・ハラー(Albrecht von Haller、1708〜1777年)は、スイス・ベルン生まれの医学者・植物学者・詩人です。ゲッティンゲン大学教授として解剖学・生理学を講じ、多岐にわたる自然科学の分野で卓越した業績を残しました。
ハラーの最も重要な功績は、「刺激性(irritability)」と「感受性(sensibility)」の概念の区別です。筋肉が外部刺激に応じて収縮する性質(刺激性)と、神経が刺激を感じ取る性質(感受性)を実験的に区別し、近代生理学の重要な概念として定式化しました。この発見は神経・筋肉生理学の基礎となっています。
また、植物学者としても優れた業績を持ち、スイスの植物相に関する大著『スイス植物誌』をまとめました。さらに解剖学・胎生学・血液循環など多くの分野でも論文・著書を記し、生涯に発表した論文・著作の数は膨大です。
- 刺激性と感受性の概念的区別(生理学)
- スイス植物相の集大成(植物学)
- 解剖学・胎生学への貢献
- ゲッティンゲン大学における医学教育の発展
- 詩人・文筆家としての活動
「近代生理学の父」と呼ばれるハラーの研究は、後世の実験医学・神経科学の方向性を決定づけた重要なものです。
使い方・例文
生理学の教科書で神経と筋肉の働きの歴史を振り返るとき、ハラーによる「刺激性」と「感受性」の区別が最初期の実験的根拠として紹介されます。スイスの自然科学史を語る際にも必ず登場する人物です。
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