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アルベルト・カーンとは?

あるべるとかーん

アルベルト・カーンとは、20世紀初頭のフランスの銀行家・慈善家であり、世界各地の人々の生活を記録した「地球のアーカイブ」プロジェクトを推進した人物です。

アルベルト・カーン(1860〜1940年)は、アルザス地方出身のフランス銀行家・博愛主義者です。金融業で巨万の富を築いた後、その財産を人類の平和と相互理解のために使うことを決意しました。

カーンの最も重要な業績は、「地球のアーカイブ(Archives de la Planète)」プロジェクトです。1909年から1931年にかけて、カメラマンや映画技師を世界50か国以上に派遣し、当時最新の技術であったオートクロームカラー写真と映画フィルムを用いて各国の人々の生活・風景・文化を記録しました。収集されたオートクローム写真は7万2000枚以上、映画フィルムは170時間以上に及び、20世紀初頭の世界を鮮やかに伝える比類ない歴史的資料となっています。

カーンの慈善活動の主な柱は以下の通りです。

  • 世界各地の文化と生活様式の映像記録
  • 若い知識人が世界を旅して視野を広げるための奨学金制度
  • 国際的な平和促進のための対話の場の創設

1929年の世界恐慌で財産を失ったカーンは、地球のアーカイブを含むすべての資産をフランス政府に譲渡しました。現在、これらのコレクションはパリ近郊のアルベルト・カーン美術館・公園で公開されています。

使い方・例文

写真史や20世紀初頭の世界史を学ぶ際に「カラー写真で世界を記録した銀行家」として紹介される場面や、人道的活動の事例として言及されることがあります。

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