アメリゴ・ヴェスプッチとは?
あめりご・ゔぇすぷっち
アメリゴ・ヴェスプッチは15〜16世紀のイタリア人探検家で、コロンブスが到達した土地が「新大陸」であることを明らかにし、アメリカ大陸の名の由来となった人物です。
アメリゴ・ヴェスプッチ(Amerigo Vespucci、1454〜1512年)は、イタリアのフィレンツェ出身の探検家・航海者です。スペインおよびポルトガルの支援を受けて南アメリカ方面への複数の航海を行い、コロンブスが到達した地域がアジアではなく「未知の新大陸」であるという認識を広めた人物として歴史に名を残します。
ヴェスプッチはもともとメディチ家に仕える商人・銀行家でしたが、晩年に航海事業へ転身しました。1490年代末から1500年代初頭にかけて、現在のブラジルやカリブ海周辺を探索したとされます。彼が著した(あるいは彼の名で出回った)書簡・旅行記は当時のヨーロッパで広く読まれ、ヨーロッパ人の地理観を大きく塗り替えました。
「アメリカ」という大陸名は、1507年にドイツの地理学者マルティン・ヴァルトゼーミュラーが作成した世界地図において、この新大陸をヴェスプッチの名「アメリゴ」のラテン語女性形「アメリカ」と名付けたことに由来します。コロンブスが最初の航海者であるにもかかわらず、ヴェスプッチの名が大陸名に冠せられた背景には、彼の旅行記が広く普及していたことがあります。
後年、彼の航海記録の信頼性や航海回数については研究者の間で議論があります。しかし「新大陸」という概念をヨーロッパ社会に定着させた功績は大きく、大航海時代を象徴する人物の一人として位置づけられています。
使い方・例文
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