アマダイとは?
あまだい
アマダイとは、日本近海の砂泥底に生息する上品な白身魚で、淡白ながら旨みが強く、高級和食食材として珍重される魚です。
アマダイ(甘鯛)は、スズキ目アマダイ科に属する海水魚の総称です。日本では主にシロアマダイ・アカアマダイ・キアマダイの三種が食用とされており、中でもアカアマダイが市場に最も多く流通しています。
生態と分布
水深30〜150m程度の砂泥底に生息し、巣穴を掘って生活する習性があります。日本では北海道南部以南の沿岸域から東シナ海にかけて分布し、京都・福井・石川・長崎などが産地として知られています。特に京都では「ぐじ」という呼び名でも親しまれ、京料理の高級食材として古くから重宝されてきました。
食材としての特徴
アマダイの身は淡白でありながら上品な甘みと旨みがあり、臭みが少ないのが特長です。皮目の旨みが強く、鱗ごと調理する「松かさ焼き」や「若狭焼き」が有名です。松かさ焼きでは、鱗をつけたまま焼くと鱗がパリパリに立って松ぼっくりのような見た目になります。
主な調理法
塩焼き・若狭焼き(醤油と酒のたれで焼く)・蒸し物・お造り・一夜干し・フレンチでのポワレなど、和洋を問わず多彩な調理に対応します。市場価格は比較的高く、正月・お祝いなどのハレの膳にも登場する食材です。
使い方・例文
京料理の老舗では「ぐじの若狭焼き」として供されることが多く、料亭やおせち料理の高級食材として知られています。鮮魚店では年末年始の時期に特に需要が高まる魚です。
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