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アベラールとは?

あべらーる

アベラールとは、中世ヨーロッパを代表する哲学者・神学者で、エロイーズとの悲恋でも広く知られるフランス出身の人物です。

ピエール・アベラール(1079〜1142年)は、フランス出身の中世スコラ哲学を代表する哲学者・神学者。論理学弁証法を駆使した鋭い知性と、時代を先取りした神学的探究で中世ヨーロッパの思想界に大きな足跡を残した。

アベラールは「普遍論争」においてユニークな立場(概念論・唯名論的実在論)を示し、当時の教会主流の実在論(リアリズム)に対して論理的な批判を展開した。主著「然りと否(シック・エト・ノン)」では聖書・教父の権威ある言説を対比・整理する方法論を示し、後のスコラ哲学の方法論形成に影響を与えた。

哲学・神学上の業績に加え、弟子エロイーズとの恋愛と悲劇的な顛末でも歴史に名を残す。二人の往復書簡は中世ヨーロッパ文学の傑作として後世に伝わり、愛と知性の葛藤を描いた普遍的な物語として今も読み継がれている。

アベラールの主要な貢献をまとめると次の通りである。

  • 論理学・弁証法を神学研究に応用した先駆者
  • 「然りと否」によるスコラ的討論方法論の確立
  • 中世哲学における普遍論争への独創的な参与
  • エロイーズとの書簡文学の文化的遺産

使い方・例文

アベラールとエロイーズの悲恋はヨーロッパ文学・哲学史の文脈で語られることが多く、パリのペール・ラシェーズ墓地には二人の合葬墓が今もある。

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