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スコラ哲学とは?

すこらてつがく

コラ哲学とは、中世ヨーロッパの大学や修道院でキリスト教神学とアリストテレス哲学を体系的に統合しようとした哲学・神学の思想運動のことです。

コラ哲学(scholasticism、スコラスティカ)とは、9世紀ごろから15世紀にかけて、ヨーロッパの聖堂学校・修道院・大学において発展した哲学的・神学的思想の総称です。「スコラ」はラテン語の「schola(学校)」に由来します。

スコラ哲学の最大の特徴は、キリスト教の信仰(聖書・教父の権威)と古代ギリシア哲学、特にアリストテレス哲学を理性によって調和・統合しようとする試みにあります。「信仰と理性の調和」が中心的課題であり、問題を命題として立て、反論を検討し、結論を導く弁証法的・問答的な方法論(クエスティオ方式)が大きな特色です。

スコラ哲学の主な論点と代表者は以下のとおりです。

  • 普遍論争:普遍(一般概念)は実在するか否か(実在論 vs. 唯名論)
  • アンセルムス:「信じるために理解する」という立場、神の存在論的証明
  • トマス・アクィナス:『神学大全』でアリストテレスとキリスト教を体系的に統合
  • ドゥンス・スコトゥス・オッカム:後期スコラ哲学でより批判的な姿勢を取る

ルネサンス期以降は「スコラ的」という言葉が「空虚な言葉遊び」として批判されることもありましたが、スコラ哲学が培った論理的分析の手法は近代哲学・科学的方法論の土台を形成したと評価されています。

使い方・例文

トマス・アクィナスが『神学大全』において「神は存在するか」を三段論法で厳密に論じたことは、スコラ哲学の問答形式の典型的な例です。

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