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アセチレンとは?

あせちれん

化学式C₂H₂で表される最も単純なアルキン(三重結合を持つ炭化水素)で、溶接・切断作業や有機合成の重要な原料となる気体です。

アセチレン(Acetylene、IUPAC名:エチン)は、2つの炭素原子が三重結合で結ばれた化学式C₂H₂の無色の可燃性気体です。アルキン系炭化水素の中で最も単純な構造を持ちます。

工業的な製造方法は主に2つあります。ひとつはカルシウムカーバイド(炭化カルシウム)に水を加える方法で、歴史的に古くから用いられてきた手法です。もうひとつはメタンや石油系炭化水素を超高温で熱分解する方法で、現代の大規模生産に多く採用されています。

アセチレンの最大の特徴は燃焼時に非常に高い熱を発することです。酸素と混合したアセチレン炎(酸素アセチレン炎)は最高で約3,500℃に達し、金属の溶接・切断に不可欠な熱源として広く使われています。主な用途は以下のとおりです。

  • ガス溶接・切断作業(建設・造船・鉄鋼業界)
  • 酢酸ビニル・塩化ビニルなどの有機合成原料
  • アセトアルデヒドなど化学工業中間体の製造
  • 半導体製造プロセスへの応用

アセチレンは反応性が非常に高く、高圧状態では爆発分解を起こす危険があるため、多孔質物質(アセトン含浸)を充填した専用ボンベで貯蔵・輸送されます。法規制上も危険物(可燃性ガス)として厳格に管理されています。

使い方・例文

建設現場や工場で金属パイプを切断・溶接する際に、オレンジ色のアセチレンボンベと青色の酸素ボンベをセットで使用する光景でよく登場します。

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