ぼっけえとは?
ぼっけえ
ぼっけえとは、岡山県を中心とした中国地方で使われる方言で、「とても・非常に」という意味の強調表現です。
「ぼっけえ」は、岡山県を中心に広く使われる方言で、「とても」「非常に」「すごく」といった強調の意味を持つ副詞・形容詞として機能します。標準語の「ひどく」「すごく」に相当し、感情や程度を強く表現したいときに用いられます。
語源については諸説あり、「ぼっけー」「ぼっけい」とも表記されます。「化け物のような」を意味する古い表現が転じたとする説や、感嘆の声から発展したとする説などが挙げられますが、定説はありません。岡山だけでなく広島・鳥取・島根など中国地方全体で類似表現が見られます。
使い方の例としては、「ぼっけえ怖い(すごく怖い)」「ぼっけえ暑い(ひどく暑い)」「ぼっけえうまい(とてもおいしい)」のように、形容詞や動詞の前に置いて程度を強めます。
この語が全国的に知られるきっかけのひとつとなったのが、岡山出身の作家・岩井志麻子の小説『ぼっけえ、きょうてえ』(1999年)です。「ぼっけえ」=非常に、「きょうてえ」=怖い、という組み合わせで、岡山弁の響きがホラー的な雰囲気と相まって広く知られるようになりました。この作品は日本ホラー小説大賞を受賞し、方言そのものへの関心も高めました。
現代でも岡山の若い世代の日常会話に残っており、地域アイデンティティを示す言葉としても親しまれています。
使い方・例文
「ぼっけえ暑いのう」「あの映画、ぼっけえ面白かったわ」のように、日常会話で程度を強調するときに使われます。
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