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べらんめえとは?

べらんめえ

べらんめえとは、江戸っ子特有の荒っぽい口調や啖呵を象徴する言い回しで、威勢の良さや気風を表す表現です。

「べらんめえ」(べらんめい、べらぼうめとも)は、江戸時代から伝わる東京下町の職人・町人文化を象徴する言葉で、相手を軽く罵ったり、威勢よく啖呵を切ったりするときに使われた感嘆詞・間投詞です。「べらぼう(箆棒)め」が訛ったものとされ、「なんてこった」「ふざけるな」「当たり前だろ」などの感情を勢いよく表すのに用いられました。

江戸っ子の気風は「宵越しの銭は持たない」「男は度胸、女は愛嬌」といった言葉に象徴されますが、「べらんめえ口調」はその粋(いき)と意気地(いきじ)を言語的に体現するものです。語尾を上げ、声を張り、歯切れよく話す話し方は、現代の落語講談・時代劇の中でも江戸庶民のキャラクターを表現するための重要な演技スタイルとなっています。

現代語では日常会話での使用は少なくなりましたが、以下の場面では今もよく耳にします。

  • 落語や演芸の演目中の台詞
  • 時代劇・舞台の江戸っ子キャラクター
  • 東京下町の老舗職人気質を描いた小説・漫画

「べらんめえ」という言葉自体が、江戸庶民文化・下町気質・日本の伝統話芸のシンボルとなっており、言語文化史の観点からも興味深い表現です。

使い方・例文

「べらんめえ、そんな安い仕事は受けられねえよ!」のように、威勢よく断ったり主張したりする場面で使われる、江戸っ子らしい啖呵の言い回しです。

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