こけしとは?
こけし
こけしとは、木を丸く削って作られた日本の伝統的な木製人形で、東北地方を中心に発展した郷土玩具です。
こけしとは、円筒形の胴体に球形の頭を乗せた、シンプルで素朴な形の木製人形です。東北地方の温泉地で発達した郷土玩具・民芸品であり、独特のぽってりとした丸みとやさしい表情が特徴です。日本を代表する伝統工芸品のひとつとして、国内外で広く知られています。
こけしの起源は江戸時代末期から明治初期にかけてとされ、東北の温泉地を訪れた湯治客へのお土産として木地師(木を削る職人)が作り始めたといわれています。木材にはミズキ・イタヤカエデ・サクラなどが主に使われ、轆轤(ろくろ)で削り出した後に絵付けを施します。
こけしには地域ごとに異なる「系統」が存在し、それぞれ形・模様・絵付けの様式が異なります。
- 津軽系:太い胴に独特の模様
- 南部系:細長い胴とシンプルな絵付け
- 宮城野系(作並・鳴子・遠刈田・弥治郎など):豊富な種類と鮮やかな彩色
伝統こけしのほかに、戦後に創作こけしと呼ばれる自由な造形のものも生まれました。近年は若い世代やインバウンド観光客にもその独特のデザインが人気を集め、コレクターズアイテムとしても注目されています。日本のポップカルチャーとも融合した新しいこけし文化も広がっています。
使い方・例文
宮城・鳴子温泉の土産店には色とりどりのこけしが並び、訪れた観光客が記念に購入している。近年はこけしをモチーフにしたキャラクターグッズも人気を集めている。
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