おわら風の盆とは?
おわらかぜのぼん
おわら風の盆は富山県八尾町で毎年9月初めに行われる伝統的な盂蘭盆の踊り・祭りで、哀愁を帯びた胡弓の音色と優雅な踊りで知られています。
おわら風の盆(おわらかぜのぼん)は、富山県富山市八尾地区(旧婦負郡八尾町)で毎年9月1日から3日にかけて行われる伝統的な盆踊り・民謡行事です。300年以上の歴史を持つとされ、日本の重要無形民俗文化財にも選ばれています。
「おわら」とは民謡の名称であり、「風の盆」は盆踊りを意味します。この祭りの最大の特徴は、三味線・太鼓とともに胡弓(こきゅう)が奏でる哀愁深いメロディーにあります。胡弓は日本の伝統楽器のなかでも弦を弓でこすって音を出す弦楽器で、その音色はしばしば「聞く者の心を揺さぶる」と表現されます。
踊りの特色は以下のとおりです。
- 手や指先・腰の動きを重視した、流れるように静かで優雅な動作
- 笠(菅笠)を深くかぶり、表情を隠した独特の衣装スタイル
- 男踊りと女踊りに分かれた役割と所作
- 町流し(町内を練り歩く形式)と輪踊りの二形式
祭りの期間中、八尾の坂のある石畳の街道や古い町並みを背景に、夜通し踊りが続きます。幻想的な提灯の灯りと胡弓・三味線の音色が町に満ちる光景は「日本の原風景」とも評され、全国から多くの観光客が訪れます。高橋治の小説「風の盆恋歌」によって全国的に広く知られるようになり、現在は日本を代表する秋の祭りのひとつです。
使い方・例文
「おわら風の盆は、胡弓の音色と踊り手たちが夜の石畳を流れる光景が幻想的だとして、毎年多くの観光客が富山・八尾を訪れます。」
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