STUNとは?
すたん
STUNとは、NATの内側にいる端末が自分のグローバルIPアドレスとポートを発見するためのネットワークプロトコルです。
STUNは「Session Traversal Utilities for NAT」の略(旧称はSimple Traversal of UDP through NAT)で、NAT(ネットワークアドレス変換)環境下での通信を助けるためのプロトコルです。RFC 5389として標準化されています。
家庭やオフィスのルーターはNATを使ってプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換しています。そのため、NATの内側にいる端末は自分のグローバルIPアドレスを直接知ることができません。STUNはこの問題を解決するために、インターネット上のSTUNサーバーに問い合わせることで、自分のグローバルIPアドレスとポート番号を取得します。
STUNはP2P(ピア・ツー・ピア)通信の確立に欠かせない技術です。特にWebRTC(ウェブブラウザ間のリアルタイム通信)では、ビデオ通話やファイル共有を行う際に両者がお互いのアドレスを特定するためにSTUNが使われます。
ただし、厳格なNATやファイアウォール環境ではSTUNだけでは直接通信できない場合もあり、その際にはTURN(中継サーバーを使う方式)が補完的に使われます。STUNとTURNを組み合わせた仕組みをICE(Interactive Connectivity Establishment)と呼びます。
使い方・例文
ブラウザ上でのビデオ会議(WebRTC)で、NATの内側にいる参加者同士が互いのグローバルIPを発見して直接通信を確立する際にSTUNサーバーが使われます。
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