PTS/DTSとは?
ぴーてぃーえす・でぃーてぃーえす
PTS/DTSとは、動画や音声データにおけるタイムスタンプ情報で、再生タイミングと表示タイミングをそれぞれ管理するための時刻値です。
PTS(Presentation Time Stamp)とDTS(Decoding Time Stamp)は、映像・音声データの多重化ストリームに埋め込まれたタイムスタンプ値で、主にMPEGやH.264などの動画コーデックで使われます。
PTSは「表示タイムスタンプ」であり、そのフレームをいつ画面に表示すべきかを示します。一方、DTSは「デコードタイムスタンプ」であり、デコーダーがそのフレームをいつデコード処理すべきかを示します。
一般的な映像圧縮では、フレームをエンコードする順序(デコード順)と実際に表示する順序が異なる場合があります。特にBフレーム(双方向予測フレーム)を使う場合、未来のフレームを参照するため、デコードする順番と表示する順番がずれます。このずれを正確に管理するためにPTSとDTSが使い分けられます。
- Iフレームのみの場合、PTSとDTSは同じ値になります
- BフレームやPフレームが混在すると、DTSはPTSより小さくなることがあります
- 単位は通常90kHz(90,000分の1秒)のタイムベースで表されます
動画の編集ソフトやFFmpegなどのトランスコードツールでは、PTS/DTSの扱いを誤ると映像と音声のずれや再生エラーが発生するため、正確な管理が重要です。
使い方・例文
FFmpegで動画をトランスコードする際、PTS/DTSの値を適切に引き継がないと映像と音声がずれてしまうことがあります。
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