HDFSとは?
えいちでぃーえふえす
HDFSとは、Hadoop Distributed File Systemの略で、ペタバイト規模のビッグデータを安価なサーバー群に分散して保存・処理するためのオープンソース分散ファイルシステムです。
HDFS(Hadoop Distributed File System)は、Apacheプロジェクトが開発したオープンソースの分散ファイルシステムです。Google File Systemの論文(2003年)をもとに設計され、Hadoop エコシステムの中核的ストレージ基盤として広く利用されています。大規模バッチ処理や機械学習のデータ基盤として、多くの企業・研究機関が採用しています。
HDFSのアーキテクチャは「NameNode」と「DataNode」の2種類のノードで構成されます。
- NameNode:ファイルのメタデータ(名前空間・ブロック配置情報)を管理するマスターノード。単一障害点になりやすいため、HA構成(スタンバイNameNode)を設けることが多い。
- DataNode:実際のデータブロックを保存するワーカーノード。NameNodeの指示に従ってデータの読み書きを行う。
ファイルは固定サイズ(デフォルト128MB)のブロックに分割され、複数のDataNodeに複製(デフォルト3レプリカ)して保存されます。これにより、特定のノードが故障してもデータを失わずサービスを継続できます。
HDFSは「一度書いたら読むだけ」の大規模ファイルに最適化されており、低レイテンシのランダムアクセスは苦手です。MapReduce・Hive・Sparkなどのビッグデータ処理フレームワークと組み合わせて使われ、ログ分析・クリックストリーム解析・機械学習の前処理など幅広い用途に活用されています。
使い方・例文
「数TBの行動ログをHDFSに蓄積し、Sparkで日次バッチ処理してレコメンドエンジンの学習データを生成している」という形でビッグデータ基盤の説明に登場します。
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