GraphQL Subscriptionsとは?
ぐらふきゅーえるさぶすくりぷしょんず
GraphQL Subscriptionsとは、GraphQL APIでサーバーからクライアントへリアルタイムにデータをプッシュ配信する仕組みです。
GraphQL Subscriptionsは、GraphQL仕様が定める3つの操作のうちの一つで、クライアントが特定のイベントを購読(subscribe)すると、サーバー側でそのイベントが発生するたびに自動的にデータを送り届ける機能です。通常のQueryやMutationが「要求→応答」の一往復で完結するのに対し、Subscriptionsは接続を維持し続けながら継続的にデータを受け取れる点が特徴です。
実装上はWebSocketが最も広く使われており、クライアントがSubscriptionを送信すると、サーバーはWebSocketコネクションを保持し、条件に合致するイベントが起きるたびにそのコネクション経由でデータを送信します。Apollo ServerやHasuraなど多くのGraphQLサーバーがこの仕組みをサポートしています。
主な活用場面は次のとおりです。
- チャットアプリでの新着メッセージのリアルタイム表示
- 株価・仮想通貨などの価格ライブ更新
- ゲームのスコアボードや対戦状態の同期
- 通知・アラートのプッシュ配信
REST APIでの同様の要件ではSSE(Server-Sent Events)やポーリングが用いられますが、Subscriptionsを使うと他のGraphQL操作と同じスキーマ定義・型安全の恩恵を受けながらリアルタイム通信を実現できます。マイクロサービスやイベント駆動アーキテクチャとの親和性が高く、PubSubブローカー(RedisやApache Kafka等)と組み合わせてスケールアウトする構成も一般的です。
使い方・例文
チャットアプリで新着メッセージが届いた瞬間に画面へ反映したい場合、subscription { messageAdded { id text author } } のように購読しておくと、他ユーザーがメッセージを投稿するたびにサーバーからデータが自動送信され、ページをリロードせずに表示を更新できます。
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