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D2D通信とは?

でぃーつーでぃーつうしん

D2D通信とは、基地局を介さずに端末同士が直接無線通信を行う方式で、近距離での高速通信や災害時のネットワーク補完に活用されます。

D2D通信(Device-to-Device Communication)は、スマートフォンなどの端末が基地局やアクセスポイントを経由せず、互いに直接無線通信を行う技術の総称です。3GPPのLTE・5G規格では「ProSe(Proximity-based Services)」として標準化されており、公共安全(ファーストレスポンダー向け)やコマーシャル用途への応用が検討されています。

通常のセルラー通信は端末→基地局→端末という経路をたどるため、ネットワーク設備への依存度が高く、近距離でも通信が遠回りになります。D2Dはこの問題を解消し、近くにいる端末同士が直接やり取りすることで遅延を短縮し、基地局の負荷も軽減します。

D2D通信が期待される主な活用場面は次の通りです。

  • 災害などでネットワークが寸断されたときの端末間の情報共有
  • 消防・警察など公共安全機関のリアルタイム通信(ミッションクリティカル)
  • 大規模イベント会場での局所的なデータ共有による基地局負荷分散
  • V2X(車車間通信)のサイドリンクとしての活用

Wi-Fi DirectやBluetooth、NFCも広義のD2Dに含まれますが、LTE/5G文脈でのD2D通信はライセンス帯域を使うため干渉管理がしやすく、通信品質の保証がしやすい点が特徴です。今後は5Gのサイドリンク機能(Rel-16以降)を通じてD2D通信の実用化が本格化すると見込まれています。

使い方・例文

地震などの災害時に携帯基地局が倒壊しても、D2D通信に対応したスマートフォン同士が直接つながってメッセージや位置情報をやり取りできれば、救助活動の連絡手段として機能します。また工場内でAGV(無人搬送車)同士が直接通信して衝突を回避するシステムもD2Dの応用例です。

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