AMステレオ放送とは?
えーえむすてれおほうそう
AMステレオ放送とは、従来モノラルだったAMラジオ放送を左右2チャンネルのステレオ音声で送受信できるようにした放送方式のことです。
AMステレオ放送とは、中波(AM)ラジオ放送において、従来の単一チャンネル(モノラル)から左(L)と右(R)の2チャンネルステレオ音声を送出する技術・サービスです。FMラジオが当初からステレオに対応していたのに対し、AM放送でのステレオ化は技術的な制約から遅れて実現しました。
ステレオ化の方式は複数ありましたが、日本では米国のモトローラ社が開発した「C-QUAM方式」が採用され、1990年代に一部のAM局でサービスが開始されました。C-QUAM方式はモノラル受信機との後方互換性を持ちながらステレオ信号を搬送する特徴があります。
AMステレオ放送の特徴と経緯は次のとおりです。
- AM波の持つ広い到達距離を維持しつつ、音楽の臨場感を高められる
- 専用のAMステレオ対応受信機が必要で、普及台数は限られていた
- 日本では2000年代以降、多くの局がAMステレオ放送を終了した
- AM局のFM補完放送(ワイドFM)への移行が進む中、AM自体の存続も議論されている
現在は実際にAMステレオ放送を行っている局は非常に少なく、歴史的な放送技術として語られることが多い状況です。音楽重視のコンテンツでステレオの恩恵を伝えることを目的として導入されましたが、FM放送の普及やデジタル化の流れの中で役割を終えつつあります。
使い方・例文
1990年代に一部のAMラジオ局がポップスやクラシック音楽をステレオで放送していた時期があり、対応ラジオがあれば左右の広がりを感じられる音質で楽しめました。
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