飛び石とは?
とびいし
飛び石とは、庭園や路地などに不規則に並べられた踏み石のことで、歩行経路を示しながら和の景観を演出する庭園様式の要素です。
飛び石(とびいし)とは、日本庭園や和風の庭に設けられる石製の踏み台で、地面よりわずかに高く据え置かれた石を点在するように並べ、歩行者が石から石へと踏み渡れるようにしたものです。
飛び石の主な目的は、雨や夜露で濡れた地面を歩く際に足元を汚さず、また芝生や苔・植栽を踏み荒らさないようにする実用的な機能です。同時に、庭の眺めに変化をつけ、歩く人の視線や歩調を自然に誘導する美的・演出的な役割も担います。
飛び石のデザインには、さまざまな様式が存在します。
- 真(しん)の飛び石:規則正しく整然と並べた格式ある様式
- 行(ぎょう)の飛び石:やや崩した自然な配置
- 草(そう)の飛び石:不規則で自由な自然石の配置
使われる石の種類は、御影石・鉄平石・自然石など多様で、石の質感や配置によって庭全体の印象が大きく変わります。茶道の発展とともに「露地(ろじ)」と呼ばれる茶室への通り道に飛び石が積極的に取り入れられ、侘び・寂びの美意識と結びついた日本文化の重要な要素となりました。
使い方・例文
京都の老舗旅館の庭では、苔むした飛び石が玄関から茶室へと続き、訪れる客を静かな世界へと誘っていた。
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