音列技法とは?
おんれつぎほう
音列技法とは、12の音を均等に用いる作曲法で、20世紀初頭にシェーンベルクが体系化しました。
音列技法(おんれつぎほう)とは、1オクターブ内の12の半音すべてを一定の順序(音列)に並べ、その音列を基礎として楽曲全体を構成する作曲技法です。十二音技法とも呼ばれます。
この技法はオーストリアの作曲家アルノルト・シェーンベルクが20世紀初頭に体系化しました。従来の調性音楽では特定の音が中心(主音)となりますが、音列技法では12音を等しく扱うことで調性の感覚を解体し、新たな音楽的秩序を生み出します。基本となる音列は、逆行(後ろから)・転回(上下を逆に)・逆行転回の4形態で使用でき、さらにそれぞれを12の高さに移調することで48通りの変形が得られます。
シェーンベルクの弟子であるアルバン・ベルクやアントン・ヴェーベルンがこの技法を発展させ、いわゆる「新ウィーン楽派」を形成しました。第二次世界大戦後はセリー音楽へと発展し、音高だけでなくリズムや強弱にも同様の系列化を適用する試みも生まれました。
音列技法は現代音楽の基盤となる重要な概念であり、今日の作曲教育でも広く扱われています。
使い方・例文
「シェーンベルクの『ピアノ組曲 op.25』は音列技法を本格的に用いた初期の代表作として知られている。」
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