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離岸とは?

りがん

離岸とは、船舶が岸壁や桟橋から離れること、あるいは貿易取引での価格条件「FOB」に関連して岸を離れる状態を指す用語です。

離岸(りがん)は主に二つの意味で使われます。一つは船舶運航上の意味で、船が港の岸壁・桟橋・係留施設から離れて出航する動作そのものを指します。もう一つは貿易・国際商取引における意味で、「FOB本船渡し価格)」条件などと関連し、輸出港の本船に貨物が積み込まれた時点(本船の欄干を越えた瞬間)以降を指す概念として使われます。

船舶運航の文脈では、離岸は「着岸」の対義語です。タグボートが補助して大型船を岸壁から引き離す作業を指すこともあります。港湾業務では離岸・着岸の管理が安全運航の基本となります。

貿易取引の文脈では、FOB条件において輸出者の責任・費用負担は貨物が本船に積み込まれるまでであり、それ以降(離岸後)は輸入者の負担となります。この「離岸価格」に対して、運賃・保険料を含む「着岸価格(CIF)」と対比されます。

また金融・経済の文脈では「オフショア(offshore)」の訳語として「離岸」が使われることもあり、「離岸金融センター」などの表現が見られます。いずれの意味においても、物理的・概念的に「岸から離れる」という共通のニュアンスをもちます。

使い方・例文

港湾業務の現場では「本船が離岸した」のように出港を指し、貿易取引書類では「離岸価格(FOB価格)」として輸出港での荷積み時点の価格を示します。

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