集団接種とは?
しゅうだんせっしゅ
集団接種とは、多人数を一か所に集めて効率的にワクチンを接種する公衆衛生上の取り組みです。
集団接種とは、感染症の拡大予防や根絶を目的として、特定の地域や施設に多くの人を集め、一度に大規模なワクチン接種を行う方式です。個別に医療機関を受診する「個別接種」と並ぶ接種方法の一つで、特に流行期や大規模なワクチン接種キャンペーン時に採用されます。
集団接種の最大のメリットは効率性です。接種会場を一元化することで、医師・看護師・受付スタッフを集中配置でき、短期間に多数の人へ接種を完了させることができます。また、冷蔵管理が必要なワクチンを一か所で管理できるため、品質維持にも適しています。
歴史的には、天然痘の根絶や小児麻痺(ポリオ)の予防において集団接種が大きな役割を果たしました。日本では学校などでの集団接種が長く行われてきましたが、接種後の副反応への対応や個人の同意確認の観点から、現在は多くのワクチンが個別接種に移行しています。
一方、新型コロナウイルス感染症のパンデミック時には、大規模接種会場を設置した集団接種が再び注目されました。短期間に国民の多くへ接種を届ける手段として、公民館・体育館・スタジアムなどが接種会場として活用されました。集団免疫の早期達成に向け、集団接種は今後も感染症対策の重要な柱であり続けます。
使い方・例文
新型コロナウイルスのワクチン接種では、各自治体が体育館や商業施設を会場として集団接種を実施し、多くの市民が一度に接種を受けました。
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