農業集落排水とは?
のうぎょうしゅうらくはいすい
農業集落排水とは、農村部の集落を対象に農業用水や生活排水を処理する公共的な排水処理システムのことです。
農業集落排水(のうぎょうしゅうらくはいすい)は、農村地域の集落において生活排水(台所・風呂・トイレなど)を収集・処理するために整備された排水処理システムです。英略称は農集排(のうしゅうはい)とも呼ばれます。
都市部では下水道が整備されていますが、人口が少なく散在する農村部では大規模な下水道整備が費用対効果の面で難しいことがあります。農業集落排水は、そうした農村集落に適したコンパクトな規模で設置できる処理施設として、農林水産省が所管する補助事業として普及しました。
- 管路(集排管):各家庭の排水を処理施設へ送る管
- 処理施設(浄化槽・処理場):生物処理などで汚水を浄化する設備
- 放流先:農業用水路や河川に処理水を放流
処理した水は農業用水路へ放流されるため、水質管理が農業生産にも直結します。維持管理は市町村が行うことが多く、住民は接続工事費と使用料を負担します。
近年は施設の老朽化が進む地域も増えており、公共下水道や合併処理浄化槽への統合・移行を検討する自治体も出ています。農村の生活環境改善と水環境保全の両面で重要な役割を担うインフラです。
使い方・例文
「この集落では農業集落排水に接続しているので、各戸に合併処理浄化槽は不要だ」のように使います。
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