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赤瀬川原平とは?

あかせがわげんぺい

赤瀬川原平とは、前衛美術・文学・写真など幅広い分野で活躍した日本の芸術家・作家(1937〜2014)で、千円札裁判やトマソン概念の提唱で知られます。

赤瀬川原平(あかせがわ げんぺい)は、1937年に神奈川県横浜市に生まれ、2014年に逝去した日本の前衛芸術家・作家・写真家です。本名・赤瀬川克彦。画家・芸術家として出発し、のちに尾辻克彦のペンネームで小説も発表するなど、ジャンルをまたいで活躍しました。

1960年代にはハイレッド・センター(高松次郎・中西夏之との前衛美術グループ)に参加し、首都高速道路の清掃などゲリラ的なパフォーマンスを行いました。この時期の代表的事件が「千円札裁判」です。千円札を精巧に模倣した作品を制作・展示したことが通貨及証券模造取締法違反に問われ、裁判は最高裁まで争われました。「これは芸術作品であり偽造ではない」という主張を軸とした裁判は当時の美術界に大きな議論を呼びました。

1980年代には、建物の外壁に突然現れる用途不明の階段や、どこにもつながらない扉など「超芸術トマソン」と名づけた都市のオブジェを発見・収集・発表し、独自の視点で日常に潜む不思議を可視化する文化を生み出しました。この活動は後の路上観察学会へとつながります。

小説家としては『父が消えた』で1981年に芥川賞を受賞。写真評論では「ライカ同盟」を結成し、中平卓馬・森山大道らとともに写真文化を牽引しました。その多彩な活動は「知的遊び人」という言葉でも語られます。

使い方・例文

街中で「どこにもつながらない扉」や「使われていない階段」を見かけたとき、それを「トマソン」と呼ぶ文化を生み出したのが赤瀬川原平です。美術史や日本の前衛文化を扱う書籍で頻繁に言及されます。

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