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藺相如とは?

りんしょうじょ

藺相如は中国戦国時代の趙の名臣で、知略と胆力で秦に対峙し、「完璧」の故事の主人公としても名高い外交家です。

藺相如(りんしょうじょ、生没年不詳)は、中国戦国時代末期、趙に仕えた政治家外交官である。出身は庶民的な家柄とされ、宦官の舎人から身を起こして宰相(上卿)の地位にまで昇った立志伝中の人物である。

最も著名な逸話が「完璧帰趙」である。趙が所有する和氏の璧(はく)という宝玉と秦の城市十五を交換しようと秦の昭王が持ちかけたが、実際には引き渡す気がなかった。藺相如は使者として秦に赴き、機転と胆力で璧を守り通し、そのまま趙へ持ち帰ることに成功した。ここから「完璧」という言葉が生まれたとされる。

また「澠池の会」では、秦王に趙王が屈辱的な演奏を命じられそうになった際、藺相如は命を顧みず秦王に同様の行為を迫り、趙の威信を守った。これらの功績が評価され、趙の武将・廉頗より高い地位を与えられた。廉頗が不満を抱いたが、藺相如が「秦を恐れているのではなく、趙の利益のために争いを避けている」と語ったことを知り、廉頗は謝罪した。これが「刎頸之交」の故事である。

藺相如は知略・弁舌・度量を兼ね備えた稀代の外交家として、中国の歴史・文化に深く刻み込まれた存在である。

使い方・例文

中国の故事成語「完璧」や「刎頸之交」の由来を調べるとき、または戦国時代の趙の歴史を学ぶ文脈で藺相如が登場します。

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