緑茶の種とは?
りょくちゃのたね
緑茶の種とは、チャノキから採取した種子で、油脂が豊富でお茶の栽培用種苗や茶種油の原料としても利用される農業・食品素材です。
緑茶の種とは、チャノキ(Camellia sinensis)の実から取り出した種子です。チャノキはツバキ科の常緑樹で、日本・中国・インドなどで広く栽培されています。秋に結実した果実(さく果)の中に、茶色で丸みを帯びた硬い種子が1〜3粒入っています。
種子の主な用途は以下の通りです。
- 茶の栽培用種苗:種子を蒔いて新たなチャノキを育てる実生(みしょう)栽培に使われます
- 茶種油(ちゃたねあぶら)の原料:種子を圧搾して得られる植物油で、オレイン酸を豊富に含み料理や美容に利用されます
- 研究・育種材料:新品種の開発や遺伝的多様性の保全に活用されます
現代の商業茶園では、品質の均一化のために挿し木による繁殖が主流となっており、種から育てる実生茶は比較的少なくなっています。しかし、実生茶は根張りが強く樹勢があるとされ、有機農法や伝統的な栽培を重視する農家の間では今も用いられています。
茶種油は台湾や中国南部では古くから食用油として利用されており、近年は日本でも高品質な植物油として注目されています。オレイン酸含有率が高くサラダ油の代用にもなります。
使い方・例文
茶農家が新しい茶畑を開く際に、種から苗を育てる「実生栽培」の文脈で「緑茶の種」が登場します。また、「茶種油」として健康食品売り場や美容コーナーで目にすることもあります。
この用語をシェア
最終更新: