粟津潔とは?
あわづきよし
粟津潔は戦後日本を代表するグラフィックデザイナーで、アングラ文化・前衛美術と結びついた強烈なビジュアル表現で知られる先駆者的存在です。
粟津潔(あわづ きよし、1929〜2009年)は、東京生まれのグラフィックデザイナー・アートディレクターです。多摩美術大学などで教鞭を執りながら、日本の戦後グラフィックデザイン界を切り開いた重要人物の一人です。
粟津の作風は、記号・文字・写真・絵画的要素を大胆に組み合わせたコラージュ的手法が特徴です。社会批評的なメッセージ性を持つポスターや、アングラ演劇・前衛映像作品のビジュアルを数多く手がけ、デザインを単なる「伝達の道具」以上の表現行為として捉えていました。
主な活動領域と業績には以下が挙げられます。
- 舞台・演劇・映像作品のポスターデザイン
- 展覧会カタログやアートブックの制作
- 環境デザインや公共空間への関与
- デザイン論・評論の執筆
国際グラフィックデザイン団体(AGI)のメンバーとしても活動し、日本のデザインの国際的な評価向上に貢献しました。1960〜70年代の前衛文化との密接な関係は、デザインが時代を映す鏡であることを如実に示しています。2009年に79歳で逝去しました。
使い方・例文
1960〜70年代の日本前衛文化・アングラ演劇を調べると、粟津潔がデザインした強烈なポスター作品に出会います。グラフィックデザイン史の書籍でも必ず取り上げられる人物です。
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