笠智衆とは?
りゅうちしゅう
笠智衆とは、日本映画の黄金期を代表する名優で、小津安二郎監督作品での父親役を中心に、深みのある演技で長く活躍した俳優です。
笠智衆(りゅう ちしゅう、1904年〜1993年)は、熊本県出身の映画俳優です。松竹に入社してから長いキャリアを積み、とりわけ小津安二郎監督との深い協働によって日本映画史に刻まれる俳優となりました。
小津監督とのコンビは多数の名作を生み出しました。代表作として挙げられるのは以下の作品です。
- 「晩春」(1949年)
- 「東京物語」(1953年)
- 「秋刀魚の味」(1962年)
こうした作品において笠は、寡黙で穏やかな父親像を繰り返し演じ、台詞よりも間や表情で深い感情を伝えるスタイルを確立しました。その独特の静謐な演技は国内外の映画人から高く評価されており、「東京物語」は世界の映画批評家から史上最高の映画のひとつとして繰り返し選出されています。
小津の死後も第一線で活躍し、山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズにも御前様役で長年登場しました。1993年、88歳で逝去するまで現役俳優として働き続けました。
使い方・例文
日本映画史や小津安二郎監督作品を語る際に必ず名前が挙がる俳優で、映画の授業・評論で頻繁に取り上げられます。
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