立木打ちとは?
たちきうち
立木打ちとは、武道・武術の稽古において立っている木(立木)に対して素手や武器で打ち込む鍛錬法のことです。
立木打ち(たちきうち)は、日本の武道・武術における体力・技術の鍛錬法のひとつです。庭や道場の外に植えられた木、または柱状の木材に向かって、素手や武器(棒・拳など)で繰り返し打ち込むことで、打突力・骨格・筋力を強化します。
立木打ちが特に知られているのは、薩摩藩に伝わる示現流(じげんりゅう)剣術です。示現流では「蜻蛉(とんぼ)の構え」から振り下ろす独特の初太刀(はつたち)の威力を鍛えるため、立木に向かって竹刀や木刀で打ち込む稽古を重視します。「示現流の初太刀を受けるな」という言葉が伝わるほど、その打突力は強力とされています。
立木打ちの効果として挙げられる点は以下のとおりです。
- 打突時の衝撃に耐える骨・筋肉の強化
- 正確な打突フォームの体得
- 精神力・気合いの鍛錬
- 打突の冴えと威力の向上
空手や武術の世界でも、巻藁(まきわら)打ちと並んで立木打ちに類する鍛錬が行われており、素手での打突力を高める手段として用いられます。近年は安全面の配慮から、専用の鍛錬具を用いることが多くなっています。
使い方・例文
「示現流の道場では、早朝から門弟たちが立木打ちの稽古で庭に響き渡る音を立てていたという」という歴史的な記述や、武道紹介の番組でよく取り上げられます。
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