祥瑞とは?
しょんずい
祥瑞とは、めでたいことが起こる前触れとされる吉兆・瑞兆のことで、古代中国に起源を持つ思想であり、白い鳥や珍獣の出現などが代表例です。
祥瑞(しょうずい)とは、天下泰平や君主の徳を示す吉祥の前兆として現れるとされた現象・生物・事物の総称です。古代中国の政治思想・陰陽五行説に基づく概念で、天子(皇帝)が徳を積んで正しく天下を治めているときに天が喜びのしるしを示すという考え方に由来します。
代表的な祥瑞の例としては次のものが挙げられます。
- 鳳凰(ほうおう):聖王の世にのみ現れる伝説の霊鳥
- 麒麟(きりん):仁君が現れるときに姿を見せるとされる霊獣
- 白雉・白鹿:実際に珍しい白い動物が現れると朝廷に献上された
- 甘露・醴泉:天から降る甘い露や湧き出る霊水
日本には中国文化とともに祥瑞思想が伝来し、古代の朝廷でも白い鳥や亀などが発見されると吉祥の証として元号を改めることがありました(たとえば「白雉」「神亀」などの元号はこれに由来します)。また、陶磁器の世界では中国・明清時代に祥瑞図案を施した焼き物が「祥瑞手(しょんずい)」として日本に輸入され、茶道具として珍重されました。
現代では宗教・歴史・伝統工芸の文脈でこの語が使われることが多く、縁起物や吉祥文様の説明に登場します。
使い方・例文
「白い鹿が発見されたことを祥瑞と捉え、朝廷では盛大な儀式が行われた」という歴史叙述や、茶道の「祥瑞手の茶碗」といった伝統工芸の文脈で登場します。
この用語をシェア
最終更新: