白金測温抵抗体とは?
はっきんそくおんていこうたい
白金測温抵抗体とは、白金の電気抵抗が温度によって変化する性質を利用した高精度な温度センサーです。
白金測温抵抗体(はっきんそくおんていこうたい、英語:Platinum Resistance Thermometer、略称:PRT)は、純白金(プラチナ)の電気抵抗値が温度に対してほぼ線形に変化する特性を利用した温度センサーです。温度計測の分野で最も精度が高いセンサーのひとつとして知られており、産業・研究・医療など幅広い分野で使われています。
代表的な規格として「Pt100」があります。これは0℃のときに電気抵抗が100Ωとなる素子で、IEC 60751などの国際規格に基づいて製造されます。温度が上昇すると抵抗値も増加し、その変化量を精密に測定することで温度を正確に算出できます。Pt100のほかに抵抗値が1000ΩのPt1000も広く使われています。
白金測温抵抗体の主な特徴は以下の通りです。
- 高精度・高再現性——熱電対と比較して測定精度が高く、繰り返し測定でも安定した値が得られます。
- 広い測定範囲——一般的に−200℃〜+850℃程度の範囲で使用されます。
- 長期安定性——白金は化学的に安定しているため、経年劣化が少なく長期間の使用に適しています。
- 国際標準との親和性——ITS-90(国際温度目盛)の定義に白金抵抗温度計が用いられるほど信頼性が高いとされています。
一方で、熱電対と比較すると応答速度がやや遅い点や、価格が高めである点が課題とされます。食品加工・製薬・半導体製造・気象観測など、精密な温度管理が求められる場面で特に重宝されるセンサーです。
使い方・例文
食品工場の殺菌ラインや製薬会社のオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)では、温度管理の精度を確保するために白金測温抵抗体(Pt100)が設置されています。
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