物々交換とは?
ぶつぶつこうかん
物々交換とは、お金を使わずに品物と品物を直接交換しあう取引の方法で、貨幣が生まれる前の古くからある交易の形です。
物々交換とは、売り手と買い手がお金(貨幣)を介さずに、それぞれの持つ品物やサービスを直接やり取りする取引方法です。英語では「バーター(barter)」とも呼ばれます。
人類は貨幣が発明される以前から物々交換を行ってきました。農耕民族が余った穀物と、漁民が獲った魚を交換するような形が典型例です。しかし物々交換には大きな課題があります。それは「欲求の二重の一致」が必要なことです。つまり、AさんがBさんの持つものを欲しがり、同時にBさんもAさんの持つものを欲しがる、という条件が重なって初めて取引が成立します。この不便さを解消するために貨幣が生まれたと考えられています。
現代においても物々交換は完全に消えたわけではなく、次のような形で見られます。
- フリマアプリやSNSを使った「トレード」
- 国際間の資源や産品の直接交換(カウンタートレード)
- 地域コミュニティでの技術・労力の交換
- 子ども同士のおもちゃやカードの交換
貨幣経済が高度に発達した現代社会でも、物々交換の発想は共有経済やシェアリングエコノミーの考え方に通じており、その本質は変わっていません。
使い方・例文
「農村では余った野菜と手作りの味噌を物々交換することがあった」のように、経済の授業や歴史の学習で使われる言葉です。
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