流星痕とは?
りゅうせいこん
流星痕とは、流星が大気中を通過した後に空に残る発光した痕跡のことで、数秒から数分間にわたって輝き続けることがあります。
流星痕(りゅうせいこん)とは、流星(流れ星)が地球の大気圏に突入して燃え尽きた後、大気中に残される輝く痕跡のことです。英語では「meteor train」または「meteor trail」と呼ばれます。
流星が高速で大気に飛び込む際、周囲の空気分子と激しく衝突し、気体を電離・励起させます。流星自体が消えた後も、この電離した気体や励起された原子・分子が再結合・脱励起する際に光を放ち続けることで、細長い光の柱のような痕跡が見えます。持続時間は短いもので数秒、明るい流星の場合は数分間にわたって視認できることもあります。
流星痕には大きく2種類あります。
- 輝痕(きこん):流星の飛跡に沿って光り続ける痕跡で、発光時間が長く観察しやすいもの。
- 煙痕(えんこん):実際の微粒子・塵が残したもので、太陽光を反射して白く見えることがある。
流星痕は上空の風によって形が変化・蛇行することがあり、これを観測することで高層大気の風向き・風速を調べる研究にも活用されています。特に明るい火球(火球流星)の後には顕著な流星痕が現れやすく、天体観測の見どころのひとつです。
使い方・例文
ペルセウス座流星群の観察中、明るい流れ星が空を横切った後、その軌跡に沿って数十秒間光り続ける緑がかった筋が見えた場合、これが流星痕です。
この用語をシェア
最終更新: