沈埋トンネルとは?
ちんまいとんねる
沈埋トンネルとは、水底にあらかじめ製作した函体を沈めて連結し、その内部を掘削せずにトンネルとして利用する工法で建設された水中交通路のことです。
沈埋トンネル(ちんまいトンネル)とは、陸上または造船所であらかじめ製作した鋼製・コンクリート製の筒状構造物(函体・エレメント)を海峡や河川の水底に沈設し、互いに接続することで完成させるトンネルの総称です。
- 陸上工場や乾ドックでエレメントを製作し、両端を仮締め切りで密閉する
- エレメントを浮かべながら水面を曳航し、設置位置の真上まで運ぶ
- 水底を掘削して設けたトレンチ(基礎溝)に、クレーン台船でエレメントを正確に沈める
- 既設エレメントと水中で突き合わせ、ゴム製ガスケットで止水しながらジャッキで圧着・接合する
- 全エレメントの接合後に埋め戻し・防護工を施し、両岸のアプローチトンネルと連結して開通させる
この工法は、軟弱な地盤や大水深でも施工でき、シールドトンネルに比べて断面を大きく取りやすいという利点があります。そのため、多車線の道路や鉄道・鉄道と道路の複合断面に採用される事例が多く見られます。日本では東京湾アクアラインや川崎航路トンネル、首都高速の水底区間などで採用されており、世界的にはデンマーク・スウェーデンを結ぶオーレスン・リンクの海底部が著名です。地震国日本では液状化や地盤変動への対策が設計上の重要課題となります。
使い方・例文
「東京湾アクアラインの海底部分は沈埋トンネル工法で建設されており、あらかじめ製作した大型の函体を海底に順次沈めて完成させた。」
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