楠木建とは?
くすのきけん
楠木建は、競争戦略・経営戦略を専門とする一橋大学の経営学者で、「ストーリーとしての競争戦略」などの著作で知られます。
楠木建(くすのき けん)は、1964年生まれの日本の経営学者で、一橋大学大学院国際企業戦略研究科(現・一橋ビジネススクール)教授を務めます。専門は競争戦略論および経営戦略論です。
楠木氏の研究の中心にあるのは、企業が長期的な競争優位をいかにして構築するかというテーマです。単なるコスト削減や模倣可能な施策ではなく、企業固有の活動システムが生み出す「ストーリー」こそが持続的な競争優位の源泉だと主張します。この考え方は、「ストーリーとしての競争戦略」(東洋経済新報社、2010年)として体系化され、ビジネス書として広く読まれました。
楠木氏の特徴的な主張のひとつに「戦略はストーリーで語れ」というものがあります。優れた戦略は論理的な整合性だけでなく、時間の流れに沿った因果関係のつながり——いわば「物語」——として理解できるものだという視点です。また、「好き嫌いと損得」の峻別を説くなど、経営に対する独自の哲学的考察でも知られます。
著作は多岐にわたり、『好き嫌いと才能』『絶対悲観主義』など、経営の枠を超えた思索も展開しています。日本企業の経営者や経営学を学ぶ学生だけでなく、幅広いビジネスパーソンに影響を与えている論客です。
使い方・例文
就職活動の面接対策として楠木建の著作を読む学生も多く、「ストーリーとしての競争戦略」は経営学の入門書としても広く推薦されています。
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