森村市左衛門とは?
もりむらいちざえもん
森村市左衛門とは、明治時代の日本を代表する実業家で、米国向け陶磁器輸出を手がけた森村組(後のノリタケカンパニーリミテド)の創業者です。
森村市左衛門(もりむら いちざえもん、1839〜1919年)は、江戸から明治にかけて活躍した日本の実業家です。日米貿易の先駆者として知られ、現在も続く企業グループ「森村グループ」の礎を築きました。
1876年(明治9年)に弟の豊と共同でニューヨークに「Morimura Bros.」(森村ブラザーズ)を設立し、日本の陶磁器・漆器・金属工芸品をアメリカへ輸出する事業を本格化させました。当時の日本製品は欧米市場でまだ品質面の課題があったため、市左衛門は製品の品質向上に執心し、輸出向け陶磁器の生産拠点として現在のノリタケカンパニーリミテドの前身となる日本陶器合名会社(1904年設立)などを次々と創設しました。
さらに日本碍子(NGKK)や東洋陶器(TOTOの前身)など多くの企業の設立にも関与し、日本の陶磁器産業の近代化に大きく貢献しました。明治期の日本がいかに外貨を獲得し産業を育てるかという課題に真正面から取り組んだ実業家の一人です。
また社会福祉・教育にも積極的に私財を投じ、慈善活動家・教育者としての顔も持ちます。渋沢栄一と同時代に活躍した明治を代表する実業家として高く評価されています。
使い方・例文
日本の明治時代の貿易史や産業史を学ぶ場面で登場します。ノリタケ食器の歴史を調べると必ず創業者として紹介される人物です。
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