李清照とは?
りせいしょう
李清照とは、中国・宋代を代表する女性詩人で、繊細な感情と卓越した語感で詠んだ詞(うた)が今も高く評価されている人物です。
李清照(りせいしょう、1084〜約1155年)は、中国・宋代の女性詞人(詞を作る詩人)です。号は易安居士。北宋から南宋にかけての激動の時代を生き、個人的な感情と歴史的悲劇を詞に昇華させた作品で、中国文学史上最高の女性詩人と称されています。
幼い頃から詩文に親しみ、学識ある父のもとで豊かな教育を受けました。金石学者の趙明誠と結婚し、夫婦ともに書画・金石の収集と研究に情熱を注いだ前半生は充実したものでした。しかし女真族(金)の侵入によって北宋が滅亡すると、夫と離散し、やがて夫にも先立たれ、南に逃れながら孤独な晩年を送りました。
作品の特徴として以下が挙げられます。
- 日常の情景や自然の移ろいを通して、喜び・愁い・孤独を繊細に表現する
- 口語的で流麗な言語感覚と独創的な語の使い方(「易安体」と呼ばれる)
- 前半生の明るい恋情と後半生の深い悲哀のコントラストが詞全体に通底する
代表作『声声慢』の冒頭「尋尋覓覓、冷冷清清、悽悽慘慘戚戚」は、重ね言葉を連ねた独自の表現として特に有名です。現存する詞は多くないものの、その完成度から後世の詞人・文学者に多大な影響を与え続けています。
使い方・例文
中国文学史の中で「宋詞の最高峰」「女性詩人の第一人者」として李清照が紹介されることがよくあります。
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