恐れ回避型愛着とは?
おそれかいひがたあいちゃく
恐れ回避型愛着とは、親密な関係を望みながらも拒絶や傷つくことを強く恐れるため、人間関係を回避してしまう愛着スタイルのことです。
恐れ回避型愛着(fearful-avoidant attachment)は、心理学者バーソロミューとホロウィッツが1991年に提唱した成人愛着スタイルの4分類のひとつです。
愛着理論はもともとジョン・ボウルビィが乳幼児期の親子関係をもとに構築したもので、成人期の対人関係にも応用されるようになりました。恐れ回避型の人は、「他者に近づきたい」という欲求と「傷つけられるかもしれない」という恐怖を同時に抱えており、この葛藤が行動に矛盾を生み出します。
主な特徴は以下のとおりです。
- 親密さを求めながらも、いざ関係が深まると距離を置いてしまう
- 自己評価と他者への信頼感がともに低い傾向がある
- 感情の波が激しく、関係の中で不安定さが表れやすい
- 過去の拒絶体験やトラウマが影響していることが多い
この愛着スタイルは幼少期の養育環境、特に虐待・ネグレクト・養育者の一貫性のなさなどと関連しているとされます。ただし愛着スタイルは固定ではなく、安定した関係や心理療法を通じて変化できると考えられています。
使い方・例文
例えば、交際相手が自分に好意を示しても「どうせ裏切られる」と距離を置いてしまったり、仲良くなりかけると自分から関係を壊してしまったりする行動が、恐れ回避型愛着の典型的な場面として挙げられます。
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