後奈良天皇とは?
ごならてんのう
後奈良天皇は、日本の第105代天皇(在位1526〜1557年)で、応仁の乱後の混乱期に即位式さえ挙行できなかった戦国時代の天皇です。
後奈良天皇(ごならてんのう、1496〜1557年)は、日本の第105代天皇です。父である後柏原天皇の崩御を受けて践祚しましたが、即位式に必要な費用を朝廷が捻出できず、践祚から約10年が経過した1536年にようやく即位の礼を挙行できました。この遅延は、応仁の乱以降の長期にわたる戦国時代の混乱と朝廷の財政的窮乏を象徴する出来事です。
後奈良天皇の治世は、戦国大名が全国各地で割拠し、室町幕府の権威が著しく低下した時代と重なります。朝廷の財政は極度に逼迫し、天皇自ら御宸翰(しんかん・天皇直筆の書)を書いて諸国の大名や寺社へ送り、資金援助を求めることもありました。
このような苦境の中でも、後奈良天皇は文化・学問の保護に努め、有職故実(朝廷の儀式や礼式の知識)の継承にも尽力しました。また、疫病が流行した際には祈祷を行い、民の安寧を祈り続けたと伝えられています。
在位中に日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルが来日(1549年)しており、戦国時代の大きな変化と対峙した天皇でもありました。
使い方・例文
「後奈良天皇の治世は戦国時代の動乱期と重なり、朝廷が即位式の費用を工面できないほど財政が困窮していた」のように、戦国時代の朝廷の状況を説明する文脈で登場します。
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