張良とは?
ちょうりょう
張良は中国の秦末・楚漢戦争期に劉邦を支えた参謀で、類い稀な戦略眼と知略によって漢王朝の創建に貢献し、「謀聖」と称えられる中国史上屈指の軍師です。
張良(ちょうりょう、生没年諸説あり)は、中国の秦末から楚漢戦争期にかけて劉邦(後の漢の高祖)を補佐した軍師・参謀です。韓の貴族の出身で、秦に滅ぼされた祖国への復讐心から始皇帝の暗殺を企てたことでも知られます。暗殺は失敗し逃亡生活を送りましたが、その後劉邦と出会い、その才能を見込まれて陣営の主要参謀となりました。
張良の特質は武力ではなく策略と外交にあり、戦場での直接指揮よりも、劉邦への助言と全体的な戦略立案において本領を発揮しました。代表的な逸話・功績として以下のものが挙げられます。
- 鴻門の会での危機回避— 項羽との決定的衝突を外交的に避け、劉邦の命を救った
- 関中入城後の規律維持提言— 略奪を禁じることで民心を掌握する方針を助言
- 項羽の弱点を突く各種の謀略立案
- 漢の天下統一後の功臣封爵における政治的助言
蕭何(内政)・韓信(軍事)とともに「漢の三傑」として並び称されます。天下統一後は政治の表舞台から身を引いて隠棲したとされ、功名を求めず退いた賢者として後世に理想的な臣下像の象徴ともなっています。「謀聖」の称号はその卓越した戦略的知性を讃えるものです。
使い方・例文
「張良は劉邦の参謀として鴻門の会など数々の危機を乗り越えさせた人物として、中国の歴史小説やゲーム・ドラマに頻繁に登場する」というように紹介されます。
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